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馬と猫・・・おまけに車

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乗馬と猫とポルシェ911carreraをこよなく愛しています

ポルシェで旅行2015-4:恐山

川に沿って荒涼とした景色が現れたなと思ったら道路は湖に突き当たりました。
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右に曲がると見えてきたのは太鼓橋です。湖は宇曽利湖。あたりには硫黄臭が漂っています。
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太鼓橋に登って湖を見ると、水は驚くほど透明でとても綺麗です。硫黄が沈殿していて水がブルーに見えます。その硫黄のせいで強酸性で、魚はウグイしか住めないのだそうです。それなのに水際に植物が生えていてびっくりしました、
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総門前の駐車場に車を止め入山券を求めて参拝します。恐山は約1200年前に開かれた曹洞宗の霊場です。
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総門を入りしばらく歩くと山門が見えてきました。参道の両側には灯籠が並んでいます。大祭のときにイタコが集まってくるのはこのあたりでしょうか。大祭が終わったばかりだったので一人も見えませんでした。
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山門をくぐるとまた参道が続いています。両側に見える掘っ立て小屋風の建物は温泉です。右が男性用、左が女性用でした。とても良い温泉だそうですが、入っている時間がなかったので通り過ぎました。
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正面は本尊の地蔵尊をお奉りしている地蔵殿です。右側の手洗い所の前に
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こんなものがありました。亀でしょうね。それにしても不気味です。
地蔵殿にお参りした後奥の院にもお参りします。
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道を登ったところに不動明王が奉られています。
そしていよいよ地獄巡りです。
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硫黄のにおいが立ちこめる荒涼とした景色の所々に、このようにお堂やお地蔵様が奉られています。
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あちこちにこのような焼け焦げが見られます。亜硫酸ガスが噴出しているのですが、それに引火したのでしょうか。
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賽の河原です。名物の風車はあまり見かけませんでした。
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賽の河原を抜けると極楽浜です。澄み切ったブルーの宇曽利湖の水と白砂がとても静謐で美しいです。
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そしてまた地獄になり一段と硫黄臭が強くなります。
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地衣類がとてもたくさん見られました。やはり荒れ果てた土地に最初に進出するのは地衣類なのですね。
無事地獄から生還したのですが、恐山はなんともいえぬおどろおどろしい雰囲気がありました。いまこうしてまとめていてもなんだか背中がぞくぞくします。

その後一路奥入瀬に向かい下北半島を南下します。
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車も少なく快適なドライブなのですが、平地なのに荒れ地になっているところが多く見られ違和感を覚えました。目をこらすと田や畑のような輪郭が見えます。後で地元の人に聞いてみると、耕地整理をしたのですが耕作開始して1,2年で、または全く耕作せずに放棄されてしまったそうです。工業用地も同じく見捨てられているそうです。地方の疲弊になんともいえない気持ちになりました。
by umanekonohaha | 2015-08-04 23:49 | 旅行 | Comments(0)

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